Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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とりあえず、ホームページ「The Borderland」の移転を行ないました。
まだ完全ではないですが、あとはぼちぼちとやってゆきます。

http://homepage3.nifty.com/seasidejunkfoods/hodgson/hodgson_tpp.htm
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「The Collected Fiction of William Hope Hodgson, Volume 5:
The Dream of X and Other Fantastic Visions」

がようやく届きました!
これでホジスン全集が揃いました。
こういうのは全部出ないことも多いので、本当に素晴らしいことです。
序文ににもあるように、ホジスンの作品を次の世代にも残したいという編集者の執念でしょうか。
この巻は、やはり序文にもあるように、「ホジスン全集のベストであるか、さもなくばただの箱」。ファンにとっては垂涎で、そうでない人にとっては良く分からない一冊、というわけです。
これはつまり、これまで知られることの少なかったホジスンの拾遺集です。
興味深い作品ばかりなので、ファンの方は必携でしょうね。

ところで、最近「ナイトランド」の翻訳がストップしていますが、これは別サイトでシールの「紫の雲」の翻訳をしているせいで、そちらまで手が回らないためです。平行してやるのは、やっぱりちょっと無理があったかもしれません。ですが、やめたわけではないので、気長に待っていてください。
 現在、母サイト「The Borderland」に、あちこち手を入れている最中です。
 毎日のように、試行錯誤しながら、ちょっとずつあちこちをいじっています。
 長く更新もしていない母サイト「The Borderland」、少し手を入れました。
 突貫工事で作ったままだったので(笑)。
 まだかなりとっ散らかったままですが、これから、少しづつでも、時間を見つけて手をいれてゆこうと思います。

 ところで、kaneさん、ここに投稿されている記事を、できればそちらの方にも転載したいと思うのですが、宜しいでしょうか?
東京創元社から、「夜の声」が復刊しましたね。

夜の声」 W.H.ホジスン著 井辻朱美訳
創元推理文庫 東京創元社刊


久々の復刊です。
表紙カバーが変わったようですね。
井辻さんの訳はとても読みやすいし、収録作品も『ベスト版』と言っていい内容なので、ホジスン流海洋怪奇小説入門の一冊としてお勧めです。

(shigeyuki)

 今日の帰り、ちょっと書店を覗いたら、

「漆黒の霊魂(ダーク・ファンタジー・コレクション・5)」
オーガスト・ダーレス編  論創社刊

 という本が出ていて、この中にホジスンの「ミドル島にすむもの」が訳出され、収録されていました。
 未訳作品ではないので、特にこれを目的に買う必要は無さそうですが、ラインナップ的には面白そうです。

(shigeyuki)

 古本屋で、「季刊幻想文学」の18号を見ていると、次のような作品に眼が留まりました。
「阿武天風譚 絶海に生き残った親子三人(W・H・ホジスン原作)」
作品の方は2ページの抄録の形でしたが、解説代わりの横田順彌氏と会津信吾氏の対談によると明治44年に雑誌「冒険世界」において訳出されたということでした。そこで、明治44年の同誌を調べてみると、7月15日発行のものに「絶海に生き残った親子三人 天風生譚」として掲載されており、巻頭には紙面大のイラストが一葉ありました(1)。内容としては、「静寂の海から」の訳で、若干の手は加わっているものの、ほぼ忠実な翻訳でした。次はそのイラストです。それなりに雰囲気が出ていると思いませんか。
20070311181258.jpg

「静寂の海から」は短編集「海深く」に収録されており、原題を「From the Tideless Sea」といい、本来は前編、後編に分けて発表されました。前編「From the Tideless Sea」の初出はアメリカで先に発表され、次にイギリスで発表されています(2)(3)。後編は「More News from the Homebird」のタイトルで、1907年にアメリカで発表され(4)、しばらく経った1911年になってようやく「Fifth Message From the Tideless Sea」とタイトルを代えてイギリスで発表されます(5)。
私たちの良く知る「From the Tideless Sea」の形になったのは、1914年に出版された短編集「Men of the Deep Waters」に収録されてからです。
 さて、「絶海に生き残った親子三人」は後編の方で、雑誌掲載が明治44年、西暦でいうと1911年になります。
恐らく訳者はLondon Magazineを読んでいたのでしょう。対談によると当時の出版業界の関係者たちは熱心に海外のものを調べていたそうなので、探せばまだ面白いものが見つかるかもしれません。少なくとも私は明治44年という時期に日本人がホジスンの作品に眼をやっていたことが驚きでした。

kane

(1) 冒険世界 4(11) 明治44年7月15日p3,p52-58                   
(2) Monthly Story Magazine 2(6) April 1906 p1198-208
(3) London Magazine No.105 May 1907 p264-74
(4) Blue Book Magazine Aug.1907 p758-769 
(5) London Magazine 26(3) May 1911 p389-400

追記
3月14日、shigeyuki氏の情報により書誌情報を修正


 
 先日、古書店の百円均一の棚で、

 「アトランティスの呪い」 C.A.スミス/著 
 榎林哲/文 
 ポプラ社文庫 <怪奇シリーズ> (初版:1985.7)

 を購入した。

 子供向きの新書版の文庫だから、翻訳というよりは超訳に近いのだが、子供向きのシリーズの一冊として、C.A.スミスが出版されていることに、素直に驚いた。ただし、「邦訳はこれでしか読めない」という作品がないので、特に貴重な本というわけでもない。
 ところで、このポプラ社の「怪奇シリーズ」は、なかなか愉しいラインナップになっている。
 アーサー・マッケンや、ブラックウッド、それにラヴクラフトなどが、きちんと一冊の分量を与えられて、刊行されている。

(shigeyuki)

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