Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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 昨日の記事でバロウズの名前を出したが、実は一つ、僕には「もしかしたら」ということがある。想像の粋を出ないから、問題提議程度に考えてもらっていい。
 僕は、「ナイトランド」が出版されたのは、バロウズの「火星のプリンセス」の成功が何らかの導線になっているのではないかという気がしている。その証拠というにはあまりに乏しいのかもしれないが、「ナイトランド」をほぼ十分の一にした「The Dream of X」が、アメリカで出版されたということがある。
 当時は、ウェルズやヴェルヌらの後を継ぐ作家が待望されていた。結果として、バロウズが一歩先んじて踏み出し、パルプマガジンのブームを演出するのだが、ホジスンもその中に名乗りをあげようとしていたのではないかと、僕は考えているのだ。もともとホジスンは、主に生活のために、作品が売れることを真摯に考えていた。だから、マーケットとしてのアメリカを重視し、「The Dream of X」を著作権版として出版したのではないか。そう考えると、この作品がひたすらロマンスに徹しているのも、頷ける気がする。
 kaneさん、どう思いますか?

 それはそうとして、「ナイトランド」には、他の同時代の作品には無い「ユニークさ」があると思う。
 それは、携帯できる食品(サプリメント?)と水、それに、特殊な武器の発明(ディスコス)だ。今でこそファンタジーでは普通になったこうした小道具は、僕の知っている限り、「ナイトランド」以前には見られないのではないか。この点で、ホジスンは明らかにそれ以前の作家と比べて、ユニークだと思う。

(shigeyuki)

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【火星のプリンセス】について
火星のプリンセス火星のプリンセス(A Princess of Mars) は、エドガー・ライス・バローズが1917年に発表した冒険小説。サイエンス・フィクション|SFというよりもヒロイック・ファンタジーに分類される。「火星シリーズ」の第1作。もともとは1912年にパルプマガジン『オール

2007.02.22 14:17 | ヒーロー大集合!!

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