Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
 「死の女神」の中で出てくるインドの絞殺暗殺団『サッグ』については、澁澤龍彦氏の「秘密結社の手帳」(河出文庫)に出てきたのを思い出したので、ちょっと紹介しておく。
 以下は、同書からの抜粋。

 インドの暗殺団「サッグ」
 
 インドには古くから、数々の儀式的殺人を犯してきた怖るべき秘密結社があった。多くのイギリスの冒険小説家が作中に描いた、暗殺団「サッグ」がそれである。十九世紀の初頭においても、まだ彼らはインドの奥地に残存していて、秘密の集団を形成しており、その実数はしばしば数百人といわれた。彼らは、普段は家族とともに一般の職業に従事していて、ある特定の時期に、家を出て暗殺者となるのであった。
(中略)
忘れてならないことは、この秘密結社が本質的に、ヒンズー教の一分派としての宗教団体だったということであろう。団員はことごとく、「黒い母」と呼ばれる死と破壊の女神カーリの熱狂的な崇拝者であった。
(中略)
「サッグ」の教義は、殺された者の血を見ることを不吉としていたから、もっぱら細布を用いて相手を絞殺した。その技術は、まさに神業というべく、数秒のうちに犠牲者は息たえた。
(中略)
イギリス当局の必死の掃滅戦により、ようやく「サッグ」団は奥地に追い詰められ、インド国外に追い出されるに至った。
(後略)


 この作品もそうしたいわゆる「サッグもの」というわけですね。とはいえ、ブルワ=リットンの「不思議な物語」にも出てきましたが、他には思い出せません(「緋色の研究」には、モルモン教が出てきましたね)。
 
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://nightland.blog86.fc2.com/tb.php/128-d694c5e6

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。