Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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In my earliest knowledge of that place, I was a youth, seventeen years grown, and my memory tells me that when first I waked, or came, as it might be said, to myself, in that Future, I stood in one of the embrasures of the Last Redoubt--that great Pyramid of grey metal which held the last millions of this world from the Powers of the Slayers.
And so full am I of the knowledge of that Place, that scarce can I believe that none here know; and because I have such difficulty, it may be that I speak over familiarly of those things of which I know; and heed not to explain much that it is needful that I should explain to those who must read here, in this our present day. For there, as I stood and looked out, I was less the man of years of this age, than the youth of that, with the natural knowledge of that life which I had gathered by living all my seventeen years of life there; though, until that my first vision, I (of this Age) knew not of that other and Future Existence; yet woke to it so naturally as may a man wake here in his bed to the shining of the morning sun, and know it by name, and the meaning of aught else. And yet, as I stood there in the vast embrasure, I had also a knowledge, or memory, of this present life of ours, deep down within me; but touched with a halo of dreams, and yet with a conscious longing for One, known even there in a half memory as Mirdath.

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 その場所で私が最初に得た知識は、自分が十七歳の若者であるということだった。そして最初に目覚めた時、あるいは《未来》で我に返ったというべきかもしれないが、私は《最後の閣砦》ラスト・リダウト――この世界の最後の百万人を《殺戮者》スレーヤー》の驚異から守っている、灰色の金属で出来た巨大なピラミッド――の銃眼の一つの中に立っていたのを覚えている。
 あの《場所》について私が得た知識の全てを、そこを知らない人々にそっくりと伝えることが出来るとは思わない。それに私が、自分の知っていることを当然のこととして語ってしまうかもしれないという問題もある。だから、私はこれを現代の人々が読まなければならないのだと心に留める必要があるだろう。その場所で、佇みながら辺りを見渡していた私は、“この”時代の人間であるというよりはむしろ、“あの”場所で十七年間の人生を生きてきて、そこでの人生についての自然な知識が身に付いた“あの”時代の若者であったのだから。もちろん最初の幻視の時までは、(この現在の)私は、そうしたことも《未来の生》のことなども知らなかった。他の人々と同じように朝の太陽が輝き始めるとベッドから起き出すのが当然だと思っていたし、太陽という名称も知っていたから、それが特別なことだとは思っていなかった。だが、その場所で巨大な銃眼の中に立った私の方は、その時自分の中に深く降りていって、私たちの前世の知識、あるいは記憶を探り当てたのだ。そして夢のような光輪に触れ、さらにはある人に対する切望、つまりミルダスに対する記憶の断片も知ったのだ。

"The Night Land"
Written by William Hope Hodgson
(ウィリアム・ホープ・ホジスン)
Transrated by shigeyuki


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