Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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And here I must make it clear to all that, even as I waked from this Age, suddenly into that life, so must I--that youth there in the embrasure--have awakened then to the knowledge of this far-back life of ours--seeming to him a vision of the very beginnings of eternity, in the dawn of the world. Oh! I do but dread I make it not sufficient clear that I and he were both I--the same soul. He of that far date seeing vaguely the life that was (that I do now live in this present Age); and I of this time beholding the life that I yet shall live. How utterly strange!
And yet, I do not know that I speak holy truth to say that I, in that future time, had no knowledge of this life and Age, before that awakening; for I woke to find that I was one who stood apart from the other youths, in that I had a dim knowledge--visionary, as it were, of the past, which confounded, whilst yet it angered, those who were the men of learning of that age; though of this matter, more anon. But this I do know, that from that time, onwards, my knowledge and assuredness of the Past was tenfold; for this my memory of that life told me.
And so to further my telling. Yet before I pass onwards, one other thing is there of which I shall speak--In the moment in which I waked out of that youthfulness, into the assured awaredness of this our Age, in that moment the hunger of this my love flew to me across the ages; so that what had been but a memory-dream, grew to the pain of Reality, and I knew suddenly that I lacked; and from that time onwards, I went, listening, as even now my life is spent.
And so it was that I (fresh-born in that future time) hungered strangely for My Beautiful One with all the strength of that new life, knowing that she had been mine, and might live again, even as I. And so, as I have said, I hungered, and found that I listened.

****************


 ここではっきりとさせておかなければならないことは、私はこの“現代”から目が覚めて、“未来の生”に突然滑り込んだということで、だからこそ(銃眼に立っている“未来”の若者である)私は、遥か昔の私たちが生きていた世界についての知識を覚醒した時には既に持っていたのであり、世界の黄昏の時代にいる未来の私にとって、それは永遠の始まりの光景に思えたのだ。ああ、努力はしているつもりだが、現在の私と未来の私がどちらも同じ“私”であること――同じ魂を持っていることを、上手く説明できているだろうか。未来に存在する彼には過去(私が今現在生きている時代である)の生が漠然と見えている。そしてこの時代の私は、まだ存在していない人生を眺めているのだ。何と奇妙なことだろう!
 もっとも、こうして神聖な真実を語っている私だが、未来の時代の私が覚醒する以前に“現代”の生活や時代のついて知識を持たなかったかったのかどうかは分からない。というのは、私が目覚めて気付いたのは、私が他の若者たちからは浮いた存在であるということを知ったからで、その時には私は過去の微かな知識を、いわば空想のような混沌とした形で、持っていて、それがその時代の学識を身につけた人々を怒らせたのかもしれなかった。だが、そのような話はまた後にしよう。ただこのことから分かったのは、覚醒の時以前からの“過去”に関する確信と知識が十倍になったということだ。ここでの私の人生の記憶が加わったのだから。
 それでは話を続けよう。だが、その前にもう一つだけ言っておくべきことがある――そうして私が若々しさを失った姿で目覚め、この“現代”にいるのだと気がついた瞬間に、この私の愛の渇きが時を越えてあの時代の私にも届いた。それは単なる夢の記憶ではなく、痛みを伴った“現実”としてであり、それ故に私は自分が“失ったもの”について、今にも人生の幕を下ろそうとしているかのような前世の自分の様子を覗い、耳を欹てたことによって、突如知ることとなったのだ。
 そのことがあって、(新たな肉体を得た未来の)私は、その新たな人生においても我が愛しき妻への激しい渇望を感じ、彼女がかつて自分と共に過ごしていたことを知っているだけに、再び共に暮らしたいと思った。それで、既に言ったように、私は希求しつつ、耳を欹てていたのだ。

"The Night Land"
Written by William Hope Hodgson
(ウィリアム・ホープ・ホジスン)
Transrated by shigeyuki


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