Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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And I, . . . how shall I make all this clear to you who may read? The thing cannot be; and yet I must tell my history; for to be silent before so much wonder would be to suffer of too full a heart; and I must even ease my spirit by this my struggle to tell to all how it was with me, and how it will be. Aye, even to the memories which were the possession of that far future youth, who was indeed I, of his childhood's days, when his nurse of that Age swung him, and crooned impossible lullabies of this mythical sun which, according to those future fairy-tales, had once passed across the blackness that now lay above the Pyramid.
Such is the monstrous futureness of this which I have seen through the body of that far-off youth.
And so back to my telling. To my right, which was to the North, there stood, very far away, the House of Silence, upon a low hill. And in that House were many lights, and no sound. And so had it been through an uncountable Eternity of Years. Always those steady lights, and no whisper of sound--not even such as our distance-microphones could have discovered. And the danger of this House was accounted the greatest danger of all those Lands.
And round by the House of Silence, wound the Road Where The Silent Ones Walk. And concerning this Road, which passed out of the Unknown Lands, nigh by the Place of the Ab-humans, where was always the green, luminous mist, nothing was known; save that it was held that, of all the works about the Mighty Pyramid, it was, alone, the one that was bred, long ages past, of healthy human toil and labour. And on this point alone, had a thousand books, and more, been writ; and all contrary, and so to no end, as is ever the way in such matters..

****************


 そして私は……いったいどうやって読者にこうしたことを完全に分かってもらえばよいのだろう?存在していないことについてなのだ。だが私は自分の辿ってきた道について語らなければならない。これほどの驚異を目の前にして口を噤んでいるのは、胸が痞えるようで苦しいからだ。だから私は難しくても力を尽くして自分の過去と未来について語り、自分の魂を落ち着けたいのだ。ああ、遠い未来の若者、つまりは私であるが、の持つ記憶の中には、ずっと幼い頃、“あの時代”の乳母にあやされながら、未来のお伽噺の中に出てくる、今ではピラミッドの上空に広がっている闇の中をかつては横切っていたという、今では神話と化した太陽の、荒唐無稽な子守唄を唄って聞かせて貰っていたというものもあるのだ。
 そうしたことは、遥か未来の若者である私の目を通して見たことである。
 それでは物語に戻ろう。私の右手、つまりは北の方角の遥か彼方に、《沈黙の家》ザ・ハウス・オブ・サイレンスが、小高い丘の上に建っていた。その《家》の中は沢山の光で満ちていたが、全く音というものがない。そしてそれは太古の昔から変わることがなかった。いつでも明滅しない光があり、コトリとも音がしない――例えば遠距離マイクロフォンのようなものを使ったとしても、である。そしてこの恐ろしい《家》は、この領域で最も危険な場所と考えられていた。
 そしてこの《沈黙の家》ザ・ハウス・オブ・サイレンスに沿って、《無言のやつらの歩む道》ロード・ウェアー・サイレント・ワンズ・ウォークがうねうねと伸びていた。この《道》については、《未知の領域》アンノウン・ランドの向こうから現れ、いつでも緑色に発光する霧が立ち込めている《獣人の土地》プレイス・オブ・ザ・アブ=ヒューマンにまで伸びているということ以外には、何も知られていない。ただ一つ分かっていることは、巨大ピラミッドに付随したあらゆる作業の中でも、それだけは、健康な人間の労苦によって、遥かな昔に作り出されたものであるということである。そしてこの点においてだけでも、千冊、あるいはそれ以上の本が書かれてきた。もっとも、こうしたことが大抵そうであるように、きりがないことである。

"The Night Land"
Written by William Hope Hodgson
(ウィリアム・ホープ・ホジスン)
Transrated by shigeyuki


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