Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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 ホジスンの作品には、テキストに色々と問題のあるものが多いようだ。
 ホジスン自身が、作品を何とか売ろうとして何度も書き直してはあちらこちらに送付したせいで、様々なバージョンが出来てしまったというのが一つ。
 でも、それよりも問題なのは、ラヴクラフト一派によるホジスン再発見の際、もとの作品が散々に弄くられてしまったということがある。おかげで、どこまでが本当にホジスンの手によるものなのか分からない作品も、少なくない。

 ここで話題にするつもりなのは、「幽霊狩人カーナッキ」の最後を飾る「The Hog」。
 この翻訳には二種類あって、国書刊行会のドラキュラ叢書では、「妖豚」のタイトルで大瀧啓祐氏による邦訳が収録されており、角川から文庫化されたホラー文庫版では「外界の豚」のタイトルで、野村芳夫氏による邦訳となっている。
 
 「カーナッキ」の収録作品中、最も長く、最も濃密なこの作品は、一体、本当に全てがホジスンの手によるものなのだろうか。
 僕には、これは結構大きな問題だと思える。
 この作品は、明らかに、ホジスンの「異次元を覗く家」と「ナイトランド」を繋ぐ作品として存在していると思われるからだ。
 

(この項、続く)


(shigeyuki)

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今僕の手元にある本はOrion Publishing Groupが2002年に売り出したファンタジーの古典作家50人のシリーズだけ。

http://www.orionbooks.co.uk/MP-25286/The-House-On-The-Borderland-and-Other-Novels.htm

Gene Wolfeを初め、50巻のうち、33巻目にHodgsonの「the house on the borderland and other novels」。

今日気がついた事にH.P.Lovecraftのコメントが印刷されていた。
http://home.clara.net/andywrobertson/nighthpl.html
から摘出された一言「 A classic of the first water」。

Lovecraftにとっても影響的な存在だったんですね。

2007.01.17 04:18 URL | スパイラルぺんぺん草 #- [ 編集 ]

書き込みありがとう。
リンクを辿った出版社、日本のマンガも沢山出しているいたいですね。

ところで、mixiにホジスンのコミュニティを立ち上げられたとか。
参加させていただきます。
ですが、今のところ僕はブログ二つで手一杯、アップアップなので、もしかしたら、あまり書き込めないかもしれませんが、よろしくお願いします。

2007.01.17 21:54 URL | shigeyuki #- [ 編集 ]













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教会の庭のイチイ
 ダーレスに”The Churchyard Yew”という短編がある。  寺男のチャーリー=スプロールとハーカー牧師の仲がなぜ悪いのかといえば、教会の庭に植わっているイチイの木が原因だった。ハーカー牧師の前任者の時代にスプロールが植え、手塩にかけて育ててきた木だが、ハーカー

2011.05.27 04:48 | 凡々ブログ

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