Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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"'Yes?' I said, as he paused, and looked at me, as if expecting me to have arrived at a certain definite deduction through his remarks. 'Go on.'

"'Well,' he said, 'don't you see, the subtle darkening around the person suffering, is greater or less, according to the personality of the suffering human. Don't you?'

"'Oh!' I said, with a little gasp of astounded comprehension, 'I see what you mean. You ― you mean that if the agony of a person of ordinary personality can produce a faint disturbance of the Æther, with a consequent faint darkening, then the Agony of Christ, possessed of the Enormous Personality of the Christ, would produce a terrific disturbance of the Æther, and therefore, it might chance, of the Vibration of Light, and that this is the true explanation of the Darkness of the Cross; and that the fact of such an extraordinary and apparently unnatural and improbable Darkness having been recorded is not a thing to weaken the Marvel of Christ. But one more unutterably wonderful, infallible proof of His God-like power? Is that it? Is it? Tell me?'

"Baumoff just rocked on his chair with delight, beating one fist into the palm of his other hand, and nodding all the time to my summary. How he loved to be understood; as the Searcher always craves to be understood.

"'And now,' he said, 'I'm going to show you something.'

****************

 「どうかしたのか?」私は言った。というのは、彼が口をつぐんで、私を見詰めていたからだ。まるで私が彼の述べた言葉から的確な推論を導き出すことができるということを期待するかのようだった。「続けろよ」
 「うん」と彼は言った。「分からないかな、つまり苦しみの中にいる人間の周りには微妙な暗闇があるのだが、その闇の深さは、苦痛を受けている人間によって個人差があるんだ。分かるかい?」
 「ああ、そうか!」私は彼の言わんとすることを理解し、息を呑んだ。「君の言いたい事が分かったよ。君は……君はつまり、こう言いたいのだろう。もし苦痛を受けている人間がごく普通の人間であれば、それはほんの僅かな翳りを生み出すだけの微かなゆらぎをエーテルにもたらすだけに過ぎないのだが、それが《計り知れない神性を持ったイエス・キリスト》による《キリストの受難》であったとしたなら、そのことによって生じるエーテルの撹乱は計り知れず、その結果《光の波動》に影響を与えたに違いない。それが《十字架の闇》の真相であると。そして、そのように奇妙で、明らかに不自然な、信じ難い《闇》についての記録は、《キリストの奇跡》を貶めるものではなく、むしろさらなる驚異であり、彼の《神性》の証拠ではないだろうかと。そうだろう?違うかい?言ってくれよ。

バモウフは私の言葉に頷きながら、片方の手の拳をもう一方の手のひらに軽く打ち付けつつ、愉しそうに椅子に揺られていた。理解されたことが嬉しいのだ。探索者が常に理解することに一途であるのと同じように。

「今から」と彼は言った。「君にちょっとしたものを見せたいと思う」
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