Sigsand Manuscript

ウィリアム・ホープ・ホジスンとその周辺

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 この、ダレースの手がどれだけ入っているかが、大問題なのだ。
 もし、この作品の大半がホジスンの手によるものであれば、ホジスンは「ナイトランドクロニクル」を意図していたということになる。豚の妖怪は明らかに「異次元を覗く家」のそれと同じだし、作品の最後でカーナッキの口を借りていろいろと述べられているところは、「ナイトランド」の成立と結びつく。
 けれども、もし、この作品の大半がダレースの筆によるものだったとしたら?
 その場合、ダレースの意図は明白だと思える。
 ダレースは、ホジスンの作品を体系付けることによって、ホジスンをクトゥルー神話の「預言者」の一人にしたかったのだろう。
 だが、実際のところは、ホジスンとダレースにしかわからない。分かっているのは、この作品が、「カーナッキ」の作品中、最も完成度の高いコズミック・ホラーになっているということだけだ。
 この作品がホジスンの手によるものであったら、素直に嬉しいが、もしこれが仮にダレースによるものであったとしたら、元の「The Hog」は、一体どんなものであったと想像できるだろう。
 もしかしたら、「The Ghost Pirates」に対する「The Phantom Ship」のように、「異次元を覗く家」に対する後日譚のようなものとして、起草されたものだったのかもしれない。
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